-手芸ー
久木昭子さん
過日
(2014
年
2
月
25
日~
3
月
2
日
)
第
59
回滋賀県勤労者美術展が滋賀県立近代美術館において開催されて出展しました。
今回
4
年ぶりに工芸手芸の部:
労福協会長賞を受賞
しました。
絽の着物と紗の羽織を組み込んで元の布を作ってから日傘を制作しました。
UV
カットで仕上げています。 傘ケースも共布で作りました。
―能面―
國松辰男さんと瀬津敏一さんが
退職以来、“能面”づくりに魅せられた二人は、
その成果を、金沢で開催された「現代能面美術展」に
出展し、全国から160点を超える応募の中見事入選
されました。
様々な伝統文化の宝庫ともいえる金沢の地は、加賀
藩時代に藩主前田公の手厚い保護もあって、「加賀宝
生」と呼ばれる能楽の盛んな土地柄で、この恵まれた
風土の中で新作能面の発表の場が設けられました。
國松辰男さんの作品は「蝉丸」で
帝の御子でありながら生まれつき盲目であったため、
都と大津との境の今で言うホームレスのたまり場である逢坂山に
髪を下ろし捨て置かれた。
琵琶の名手である彼のもとにその音に導かれるように
姉宮逆髪がやってきて
涙の再会、格調高い御子という、品位を持った面です。
瀬津敏一さんの作品は「万眉」で
その名が示す通り、
「万に値する眉」というくらい能面にあって色香を漂わせています。
女の魅力を表情にたたえ、
ぞくっとするような美しさを見せています。
國松辰男さんの作品
蝉 丸
瀬津敏一さんの作品
万眉
金沢のシンボル 金沢駅前